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1月, 2017の投稿を表示しています

Z80はどう動いているのか見れる装置をarduinoで作ってみた

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このかたちのIC が一番好き。 z80といえば、かつて様々なマイコンに搭載されたことで有名なCPUですが、これいまでも秋葉原でふつうに(2017年現在)ラジオデパートで買うことができるんです。ついでにUVEPROM?も売ってるし、mc68000も売っているので、せっかくならと一つ買ってみました。  今回入手したのは、TOSHIBAのTMPZ84C00AP-6というものです。DIPようなので、ボードの上で簡単に実験することができます。と言っても、今回の目的は 「とにかくCPUってどう動いてるのかを見る」 なので、データバスやアドレスバスがどんな信号を出しているのかを見れるようにするのが目的です。そこで、手動クロックで操作できるようにしたいのですがただボタンをつなげただけではチャタリングというのが発生して1クロックずつ動いてくれないらしいのです。じゃあその信号をarduinoから出したらいいのでは?と考えまして、デジタルピンと5V供給ピン、CLKピン、GNDをつなぎましたが・・・ いざ電源投入 動かない。なんで?データバスにつなげたLEDが反応しない。ひとまずグーグルでピン配列についてもう一度確認すると、どうやらいくつかのピンに電圧をかけてあげないとz80は周辺機器待ちとなって動かないようです。そんなことになってるんだ。すごい。 というわけで、HALTやらWAITやらのピンを入力が必要なものは入力し、出力されるものの先にはLEDをつないであげました。(これ、逆流防止にもなって結構いいかも。) そんなこんなで出来上がったのがこちら。 LEDがひたすらぴかぴか光ります。 PCとはシリアル通信で、クロックの自動入力モードと、半クロックづつ入力できるモードとを切り替えたり、0011010というメモリだけ入力できるようにした回路と、電源を管理できるようにしております。また、シリアルモニタでM1ピンの動きを監視し、手動ですが任意のタイミングでメモリを入力できます。(1byteのみですが。) 詳しい方に見てもらったら怒られそうなモノになりましたが、いまCPUがなにをしているのか手に取るようにわかるので見ていて飽きません。クロックの速さも自由自在ですし。 ただ、arduin unoではピン数が足りなくて

ファミコンのAV改造に挑んでみた

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技術の進歩ってすごい。 先日ミニファミコンが発売され大いに賑わいましたが、 https://www.amazon.co.jp/dp/B01M1VMFUA/ref=cm_sw_r_cp_awdb_mHyHybXSAMM31 このミニファミコンどうやら中に30本入っていてそれしか遊べない仕様になっていると聞き 「それじゃあこれと同じぐらいの金額で実機で遊んだほうがいいじゃんというか実機の紅白ファミコンで遊びたい」 と考えまして早速行きつけのジャンク屋さんでファミコンを買ってまいりました。 やっぱりこれでしょ。  んでもってインターネットで調べるとやはりというか様々な方が改造に挑戦しております。配線図も載っていたので、一番簡単なやつをモデルに作ってみました。 ひとまずファミコンをバラすと中はこんな感じになってます。 意外とシンプルな内部構造。でもロマンにあふれてる( `ー´)ノ アクセスするのはこっちではなくこの裏側なんですけどね。真ん中に大きなicが二つあります。これがあの有名なapple2にも載っていたMOS6502のカスタムチップです。もう一つはグラフィックを処理しているCPUかな?いずれにしろ、あのMacintoshの基板に比べたら雲泥の差ですね… こちら1984に発売されたmacintosh128kの基板。ファミコンから1年後に発売されたんですね。 画像はWikipedia(https://ja.wikipedia.org/wiki/Macintosh_128K)より。  それはおいといて、さっそく改造していきます。今回自分が手に入れたタイプはRF出力回路がむき出しだったため初期型だったようです。なのでけっこう回路図が公開されていました。やったね。なので、そこは省略させていただきまして…出来上がったのがこちら。 なんかおかしいとおもったそこのあなた。そうです。これ、一人専用になってしまっているんです。というのも穴をあけるのに力尽きてしまい、中途半端なところでストップしております。とほほ。 試しにDQ2をプレイ。今やっても面白いです。 まあでもなかなかいい画質で出力されてますし、結果オーライってことで。

Macintosh Plusを起動せよ その6

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お久しぶりです。いつの間にか年を越していて驚きました。 前回、MOから起動できるのでは?と考えたもののどうすればこのMOディスクが起動ディスクになるのかわかりません。すると、フォロワーさんで非常にレトロマックに詳しい方が「Silverlining6でディスクをフォーマットし、SCSIケーブルの40番をカットしてリセット信号が出ないようにすればいい」ということを教えてもらいまして、無事にMOより起動することができました( `ー´)ノ こうなってくると人間いろいろ欲が出てくるもので、MOの容量は230MBしかないのですが使っているパソコンはもともと800kbのフロッピーで動かせるぐらいのものですから、(しかももう発売されてから30年は立っている代物。)それまでの容量とは比べ物にならない広大な記憶容量を手に入れたわけです。フロッピー起動ではきつかったものでもすべてMOにインストールしてしまえば扱いもかんたんというわけでして。 ひとまず起動OSを日本語のものに変えようと思い立ち、(試しに入れたものが英語OSだった)いろいろといじっていましたら… 人人人人人人 <ボンッ!!!!> VVVVVVVVVV という音とともにMOドライブが停止!部屋中に焦げ臭いにおいが…。 慌てて電源を引き抜くも、すでに時遅し。電源部分のどこかの部品がお釈迦になられたようです。せっかく起動が安定して、これからいろいろできるところだったのに。  とにかくどこがイカれたのかあのプラスチックの燃えたような独特のにおいをたどると、やはり電源部分がおかしくなったようです。 さらによく見てみると、はじっこにある変な黒いチップのようなものから白い粉が噴き出ています。 どうやら電源が入らなくなったのはこの部品のためのようです。しかしこれなんだ?ヒューズだったらガラス管の中に入っているはず…と思案に暮れて基板を眺めていると、問題の部品の横に「F1 2A 125V」の文字。まさかこれのFって文字はヒューズを表しているのか!と気が付いたものの、確信が持てずに悶々としていた私は何を血迷ったのかG3の電源ユニットとMOドライブを無理やりつないで(電気を拝借して)つないでしまったんです。 最初はうまく起動しましたが、だんだん様子がおかしくなって、最後にケーブル同士がショートを起こして