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Macintosh Plusを起動せよ その5

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フロッピーの劣化によりまともにデータが持たないという恐怖を味わった前回。しかし、起動できたことには変わりなく、そのフロッピーが生きている間に800kフォーマットのフロッピーをもう一枚2HDの穴を塞いで作りまして、KIDPIXの著作権フリーver.というモノクロのソフトを入手。(Photoshopの古〜いのもあったのですが、漢字トーク6.0のosがどこかへいってしまいましたorz) ディスクに書き込み、読み込ませると… おおっな、懐かしい…!!このカラー版を小さい頃やりまくりましたわ…スタンプとか自分の好きなのを作れたんで、マリオのファミコンとかスーファミとかのを打ち込みまくってました(今考えると恐ろしい執念で)  そしてもちろんマウスしか描く方法が(多分今のところ)ないので、マウスでお絵かきしてみたのですが案外描きやすく、ボールマウスも捨てたもんじゃないなぁとしみじみ感じてました。 ね?案外描けるでしょ?ただ、pictファイルで保存できるのですが、残念なことにg4で開いても画像が見れない…誰か教えてください。あと、Undoが一回しか使えません(ぇ しかし起動するたびにいちいちフロッピーを出し入れするのがなかなか面倒です。ついでに、この頃のMacintoshに多いフロッピードライブの排出ギアが劣化して自動排出できなくなっていまして。なおさら面倒なのです。このように強制排出穴に細長い棒を突っ込んで押し出します。 ギアが壊れてなければ楽しめるんですけど…。 そこでscsi仕様の外付け機器が無いかとまた屋根裏を捜索したところ、コリーニョのMOドライブ(scsi仕様)を発見。 電源もまだ入るようで、これはつかえるかもと思った矢先。コネクタを見て愕然としました。 「これ25pinじゃないじゃん」 そう、ハーフピッチタイプのまた違うコネクタなのです。今はUSBでつなげるからそういうことはあまり無いですが、当時はscsiという企画でもコネクタが様々というどうしてそんなめんどくさいことをという仕様になっています。つまりこのままではMacとMOドライブは繋げられない。しかしこういう時のために様々な変換コネクターが世の中にはあります…探すのは大変ですが。というわけでまた家電のケンちゃんへ行ってみると、なんとお目当の変換

Macintosh plusを起動せよ その4

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さて、前回このマックは特殊なフォーマットの起動ディスクフロッピーでないと読み込めないということはお話ししました。しかし、かつて家にあった様々なコンパクトマック達は4年ほど前に大方処分してしまったのですorzその中で唯一残っていたのがこれ。   power mac g3DT! いやこっちが残っていて本当に奇跡的です。ウチにはあのボンダインマックの方のg3もあったのですが、そちらの方にはフロッピードライブが付いてないんですよ。DVDドライブだけ。オプションなんてつけてなかったはずだし。つまり、この機種がギリギリMacintosh Plus用の起動フロッピーを作ることができるという。そこで、持っていたmoディスクの中からマックの古いosを探してきて、それをDisk Copy4.2で書き込むために2DDフロッピーを入手するか、2HDフロッピーの穴を塞いで2DDとして使うかということになります。自分は両方ともやりました。しかし、英語のサイトを見てみると、2HDのフロッピーをそのように使うと、最初はいいけどすぐに壊れてしまう…という旨の内容が。なんでも磁性が違うためにダメになってしまうようです。確かに、g3で書き込んで最初はうまく起動できるのですが、だんだん読み込みがうまくできなくなり、ついにダメになるというのが頻発しました。じゃあもうもらったあの2DDフロッピーを使うしかない…ということで書き込んで起動させたのがこちら。 漢字トーク1.0!文字が大きい!しかし感動です。なんの苦もなく文字が読めるってこんなにすごいことなんだ…感動です。とにもかくにも無事に起動できた(`・ω・´)と思いきや… ウワアアアアア((((;゚Д゚))))))) そう、フロッピーが経年劣化で弱っていて、データが2日も持たないんです!!これはひどい。ここまで不安定だとは知らなかった。こうなれば無事なフロッピーを入手するか他の起動方法を試すしかない。というわけで、次回!屋根裏に眠っていたscsiと、またもや学校で拾ったとあるフロッピーを使って試行錯誤します! Macintosh Plusを起動せよ その5

Macintosh Plusを起動せよ その3

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前回間違ったフロッピーを入れてしまい起動できなくなった上、画面すらつかなくなったので個体を開けようとしたら特殊なドライバーが必要だったところまでお話ししました。  とりあえずどこかにそのドライバーが売ってないかと思い探して見ると、時々ヤフオクに出ているのぐらい。秋葉原に探しに行きましたがなんでもだいぶ前に生産が終了し、その時にみんながこぞって買ったためにもはや在庫なし!衝撃です。ほかのプラスドライバーとかマイナスドライバーとかはロングな奴が今でも売っていますが、これは需要がなかったみたいで…残念。  すると、マックのパーツで足りなかったキーボード用のケーブルを買いに行った家電のケンちゃんで、そのドライバーも貸してもらえました!本当にありがとうございます…そして2DDフロッピーディスクもいただきました。謎のソフトが入っていて、使い物にならないそうです。なにそれこわい。  この時秋葉原までマックを担いで持って行ったのですが、一応このシリーズって持ち運び可能ってことだったらしいんですよね。先生とか仕事でプリンターも担いで行っていたそうで。当時のデザイナーは化け物か。 そんなこんなで無事にネジが外れ、学校の先生直伝のいらない基板でタオルを挟み個体を傷つけないようにぱかっと…開かない!?これまた長い年月が経っているために半ば固着。3日ほど経ってようやく開きました。(時間かかりすぎ) ついに拝めました!ここまでなんとい1ヶ月。開くだけでえらい時間かかりましたorz さて、ついに開けられたらさっそくフロッピードライブから間違って入れた例のフロッピーを引きずり出さねば…と見ると、基板の裏にネジがあるらしくまず基板を外さないといけないみたいです。これがブラウン管を動かすアナログボードと呼ばれる写真右側に立っている基板とケーブルで繋がっています。さてこれを外そうと思ったら…抜けません。はい。こちらも長い年月で抜けなくなっていました。力をかけてもマイナスドライバーをツメの部分に引っ掛けてもだめ。 そして力をかけては抜けないを繰り返すことしばらく。このコネクターの左右を摘み、右へ左へとゆらゆら揺らしながら力をかけると、ギュポッという音とともに無事抜けました。ドライバーとか関係ないじゃん… こうして全てのケーブルが抜け、ようやく基板が外れました。 中央

Macintosh Plusを起動せよその2

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前回 このクラシックマックを起動するには特殊なフォーマットの2DDフロッピーが必要であるというお話をしましたが、当然拾った時はそんなことを知りませんでした_:(´ཀ`」 ∠): なので、英語のサイトを検索したところ、どうも現在のMacのターミナルアプリでフロッピーに書き込むと起動ディスクになるらしい。。。とかいう英語力皆無の読解能力で得た知識を元に「2HD」フロッピーにOSを書き込みMacPlusへ投入。 見事起動せず、かつフロッピーが取り出せなくなりました。もうこの時からマックはフロッピーが自動排出システムになっており、レバーで出すとかそういうのはありません。 一応横に穴が空いており、そこに細長い何かを差し込めば強制排出させることもできるのですが、どうも長い間放置されていたことにより見事排出機構が固着、取り出せなくなったのです…。おまけにだんだん起動も不安定になり、古いブラウン管テレビ同様の殴って画面がつくという状態からついに画面が真っ暗で、ピチュンピチュン音がするだけになりました……つまりこいつを開けなければならなくなったわけです。とほほ。そしてさらに問題になったのが、この時からいたずら防止というかトルクスネジが使われていた上、今や絶版となった27cm以上の超ロングトルクスドライバーが必要になったのです。 なんか絶体絶命みたいな状態になりましたが、今起動している通り起動ディスクも手に入りトルクスネジも開けられております。 どうやって解決したのかはまた次回以降書いていきたいと思います。 Macintosh Plusを起動せよ その3

Macintosh Plusを起動せよ その1

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偶然入手したMacintoshPlusですが、とりあえず電源が入り画面もつくことが確認できましたがこの当時のパソコンはいまみたいなHDD起動ではなくフロッピーディスクからの起動なので電源をつけたからといって肝心のOSが入ったフロッピーがなくては使えないのです。  なのでこのとおり、フロッピーアイコンから先に進まず、マウスカーソルが動くだけ。つまり、とにもかくにもこのMacintosh plusで使える起動フロッピーを手に入れなくてはなりません。 と、ここでこのMacintosh plusについて軽く説明をいたしますと、このパソコンはapple社から1986年に発売されたもので、cpu にモトローラのmc68000の8Mhzを搭載しており、メモリは標準で1mb、最大4mb積むことができます。もちろんusbなどはついていないので、(USBがついたのはiMacからだそうです )scsi が標準装備といういまのパソコンにはまるでみられないものばかりが付いています。ちょっとした歴史の塊ですね。おまけにここについているscsi ポートはなんと規格が決まる前の段階のものらしく、ものによっては反応しないとかなんとか…無茶苦茶です(´∀`)  あと、usbもハードディスクも付いていないこのMacintoshにいま唯一付いている記憶装置であるFDDなのですが、これがなんと2HDと書いてあるいまのフロッピーとは違うものだそうで…2DDという前の規格に対応しています。(一応2Dもフツーに読み込みます。) でも2DDだったら実はいまのウインドウズでもそういう規格のものには対応してたりしますが、当事のMacintoshはそんなやわなものじゃなく、書き込み方式が全く違うものです。  どういう風に違うのかというと、ウインドウズは2DDというと720kbフォーマットのことを指しますが、Macintoshの場合は800kbフォーマットになるのです。要は読み込めないということ。  そのほかにもフォーマット方式でhfsとかhfs+とかあってMacintoshの中でも読めないとかあったりして、このあとこれに一つ一つ気づきながら起動ディスクを入手すべく奮闘することになるのでした…長くなってしまったので続きは次回。 Macintosh Plusを起動せよその2

FM音源伝説ガチャを回してみた

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 秋葉原のラジオデパートという建物の中に、家電のケンちゃんというお店があるのですが、そこに「FM音源伝説」という面白いガチャが置いてあると聞き、早速行って回してみました。  これなんなのかというと、ヤマハとかのFM音源チップが入ってるんです。しかも一回400円(2016年時点で)。一応全てジャンク品で、保証はないんですけど他のサイトとかでも鳴らしてる方が結構いらっしゃる。ならばレトロゲーム音楽が好きなビットとしてはこれを放置するわけにはということでさっそくym2151あたりを狙い目にガチャを回してみました。そして結果は…   ym2413 。出た時は「なにこれ」と声が出そうになってしまいました。だって知らないもん(´⊙ω⊙`)  そこで正体はなんなのか調べてみると、どうもかのmsxで使われていた内臓音源のようです。えっすごくない?msxって言ったらメタルギアとか悪魔城伝説とか、いいところがたくさん。  しかしym2151は結構ネットに鳴らし方が出てるけど、ym2413はこの時全然見つかりませんでしたorz  そして数ヶ月後、なんとなくもう一度検索してみるとarduinoで鳴らす方法というかシールドが掲載されてるじゃないですか。 「高エネルギー研究室」 https://htlab.net/products/electronics/ym2413-shield-1/ こちらの方になんとありました。ありがとうございます。しかもym2413のデータシートもある。至れり尽くせりです。しかし付属の回路図を見ても何が何だかわからない。特にVGNDというのがどこに繋ぐのか。しかしパーツは全て書いてあるので、秋葉原で大きめのブレッドボードと細かいパーツを買ってきました。  ちなみにarduinoは授業で使う用事があったので持っていました。買うとしても3000円ほどで、そのほかにもいろんなことに使えますから電子工作が好きな方は買って置いて損はないと思います。  今回秋葉原でパーツを買うときにオペアンプは秋月さんのところでコンデンサなどは千石電商で買ったのですが、このコンデンサの青いのを買うときにちょっと注意が必要です。これ積層セラミックコンデンサっていう極性(プラスマイナスの向き)は気にしなくていいものなんですが、組み立てマニュアルと

このブログについて

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 このブログでは、美術系を専攻しているけど基板とか黒いicのチップを眺めたりするのが大好きな私ビットの何にもわからないところからジャンク品や電子工作などに挑んでいく中で気がついたことを書いています(´∀`)  ときどきイラストとか、やはりレトロゲームが好きなので(その口で電子工作を始めたので)ジャンルはバラバラです。それでは〜