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8月, 2018の投稿を表示しています

こどもパソコンIchigoJamに挑んでみた(組み立て編)

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工作レベルは子供向けじゃない。 というわけで今回のテーマは巷でじわじわ話題のIchigoJamです。プログラム領域がなんと4kbというファミリーベーシックと同じ容量しかないということで飛びつきました。視点がおかしいとかそこは気にしない。 あと、バージョンアップしたことによりPCG領域が解放されたそうで、これでエッt・・・ゲフンゲフン豊かな表現のゲームが作れるということで今回挑んでみることにしました。 ■|仕様変更多すぎて何が何だかわからない。 これがメインボード・・・ってあれ?何かがおかしいぞ? はい。気がついた方もいらっしゃると思います。そう、メインのCPUが異様に小さいんです。というのも初代のあのごついCPUだとメインメモリが小さく、4kbになった最新版ではこのサイズになるんだとか。納得できない。ビジュアルと容量が一致しないなんて・・・(たかが3KB、されど3KB。) また、さらに重要な点で大幅な変更が加えられていました。 ここには外部出力・入力端子が一通り入っているのだが・・・ お気づきになられましたでしょうか。一度触ったことがある、店頭で見たという方ならあるものがないことに気がつかれたと思います。ではヒントというかほぼ答えを次の写真にポイ。 これなーんだ めっちゃボケてて何が何だか分かりづらいのでもう一枚。 部品入れから引っ張り出してきましたが・・・ そう、PS/2コネクターです。 IchigoJam やその他性能の低いマイクロプロセッサーでは、USBの仕様は実は非常にきついそうで、シンプルな機能を求める装置や個人の自作装置などでは今でもこのPS/2コネクターがよく用いられます。今回もそうなのですが、なんとその差し込み口が USB になっているのです。 頭おかしいんじゃねえのか なので今回わざわざ用意したPS/2キーボードを直接挿すことはできません。どうするのかって?別途USB-PS/2変換コネクタ(しかもPS/2からさせるタイプ)を購入する必要があります。前はこんな必要なかったのですが、何をどう考えてこんな仕様変更したんですかね・・・ちなみに USBキーボードはさせても使えません。 きちんとPS/2出力にも対応しているものを使えば使えるようです。しかしその説

Macintosh Plusを起動せよ その11「Macintosh 128k/512k/Plus用のバックアップバッテリーを自作!」

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生産終了は罪。 というわけで今回のテーマはMacintoshのPRAMバッテリーを交換するにあたり、そこそこ手に入りやすいもので代用しようというものです。秋葉原に何回も探しに行きましたが、その規格の電池は取り扱わなくなったと言われてしまいました。とほほ・・・  Macintoshの後ろにはバッテリーケースがあり、そこに電池を入れると日付を設定しカウントし始めるここができます。また、プログラムを作成する際など乱数を作成するのにこの時計のシステムを使用するため、今取り組んでいるMacintoshでプログラム作成の際に交換の必要性がではじめたこと、ファイルを作成する際に日付の順番がめちゃくちゃになってしまうこの状態をどうにかしようというお話です。 いちようきちんとした代用バッテリーは今でも手に入るのですが、いかんせん非常に高いのです。馬鹿みたいに。 どう見てもぼったくりである。 そこで今回、 こちらのサイト (The Compact Mac World様。最終更新が2005年で止まっているのが残念です・・・)を参考に電池を自作してしまおうというお話。 ■|電池は3Vでもいいのが不思議・・・ 今回の犠牲者 今回使用するものは ・CR2 3V電池(カメラ用) ・直径15mm、長さ22mmのアルミの棒一つ です。アルミの棒はホームセンターで多分売ってます。ついでにカットしてもらいましょう。(ちなみに私はカットしてもらう際におじちゃんが22mmを何を勘違いしたのか2.2inchでカットしてくれました。) そして用意したこいつらを 合体☆ セロテープでも割とくっつく。 なぜプラスの側をアルミの棒につなげているのかというと、金属と金属が電池のフィルムに邪魔されてマイナス側ではくっつかないからです。 そして完成したこれを電池の蓋の記載に合わせてMacintoshに差し込みます。 数十年ぶりに動くバッテリーが差し込まれた。 割とゆるいのでもう1mmほど長くてもいいかも?でも怖いので22mmがオススメです。 早速起動して時計を設定しましょう! 割とすっきりしてる我がデスクトップ。 見事動き、無事に設定したデータが残るようになりました。ただ問題なのが、 2018年の20部

[MSX1で]Panasonic CF2000[ゲームを作ろう]

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MSX。レトロパソコンになじみのある方、多少マニアックなレトロゲーマーの方なら聞いたことがあると思います。ファミコンより少し前ごろから登場し、シリーズ展開した結構出回ったはずなのに中古ショップとかあまり見かけないというマシンです。 そこで今回はこのマシンでプログラミングをしてみようというのが今回の企画。しかも使用するのは上位機種のMSX2やturboではなく、初代MSX1です。 ■今回使用するメカたち 今回使用するのはいわゆる1chipMSXではなく、MSX1実機を用います。これはできるだけ当時の環境で制作してみたかったのとそもそもMSXを思う存分触りたかったというのがあります。 というわけで使う機種はこちら。 状態もいいし箱付きなのに、この安さなのはMSX1ゆえなのか・・・ CF-2000 この機種、割とマイナーなようでかなりネットでも情報の少ない機種になっているようです。ちなみにヤフオクで1000円で落札しましたが、何分ジャンクなので修理から始めます。キーの反応が妙に悪い部分があるのと、もうコンデンサが寿命ですから全とっかえからですね。ひぃい。 ちょっとボロい。 データレコーダー「QR-8030」 まあ驚くほど情報のないデータレコーダことQR-8030。取扱説明書なんて上がっているはずもなく、手探りでなんとか使っていきますがその前にこの子も修理から始めます。先人の方が見事な修理の記事を公開してくださっていますのでそれを参考にしようと思います。 ■まず初めに修理から プログラミングでゲームを作ろうって話なのになんで修理から始まるのかはさておきましてまず保存ができるようにデータレコーダの修理から。こちらのサイトを参考にしまして、中のゴムを交換。プーリーから回転軸へ力を伝達するゴムはドロドロに溶けてました。モーターからプーリーへ伝達するほうは少し伸びてるかな程度でしたが、買ってきておいたので交換します。そしてスイッチを入れますが・・・・ ゴムを交換。とにかく回るかチェック。 まともに動きません。めっちゃゆっくりねっとり回転します。電圧を図ってみましたがモーターには6Vとあるのに対し供給電圧は8V。電圧は十分すぎるほどです。しかし以前私はarduinoにモーターを直結するというあほをやらかしまして、電圧が足りてよ