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[FL管は]CASIO ELECTRONIC CALCULATOR S-1(電卓)を手に入れた![ロマン]

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キーを押すこと自体が楽しい。 というわけで今回ひょんなことからこちら、「CASIO ELECTRONIC CALCULATOR S-1」というものを入手。一見ただ大きいだけの昔あったような電卓なのですが、この電卓の最大の特徴は数字の表示方法にあります。 最近使われている電卓(もっと前からですが)に搭載されているのは、モノクロの液晶ディスプレイが搭載されており、これにより低消費電力、小型化を実現しています。 しかし、このS-1という電卓にはFL管という真空管の一種を使用し表示しているというもの。 内部をあけたもの。ガラスに包まれた表示器、 抵抗など今の表面実装とは違いみなDIPタイプで実装されています。 普通の電卓に使用されているものは外の光を受けてよく見えるようにするタイプなのでパソコンの液晶のように発光しません。一方のFL管は自分で発光して数字を表示するシステムのためグリーンの光を放ちながらレトロフューチャーのような感じを漂わせてくれます。モニターのところに黒い板が設置されておりそれがまたいい奥行きと深みを感じさせてくれていつまでも見ていられるんですねこれが。 驚くべきはそのデータ線の数。CPUと同じと思いきや、データバスが12本。 いったいどういう処理になっているのだろうか。 文字を表示すると中で放電されてその電子が当たったところが光る。 いまのLEDや液晶とは違う、どこか不思議な色を放つ。 基板を見てみるとそこにはLSI(超集積回路。今となっては死語。)が1チップのみ。構成としては非常にシンプルですが、搭載されているこの「HD38401」についてはさっぱりわからなかった。これよりもっと前の電卓になればCPUとROM、RAMが独立した型のものが見れると思いますが、そのころのものとなるとプレミアなんてものじゃありません。 Z80などと違い、これの中にROMやRAMがすでに搭載されていて、 これ一つで電卓の要素を満たしている。 いまのPICマイコンに近いのかもしれない。 不思議なことにこの電卓自体の情報も少なく詳細が書けないのが残念ですが、珍しい表示方法でロマンを感じる逸品ということで今回記事にしました。1900年代のアナログなレジスターをアンティークとして使う方がいらっしゃいますが、こういう電卓

OS X 10.6でLineを使うには

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 先日、ようやくMacBookの修理が終わり今現在このブログを書くのにも使っているのですが古いマックを使う上で何よりもまず困ることは 「みんなが使っているソフトが使えない」 という点につきると思います。(セキュリティの問題などもありますが使うという意味では何よりもこちらが問題。) 特に共同で作品を制作しているという意味では連絡を取り合うのに「Line」をよく使います。いろんなファイルおくれるので非常に便利です。しかし、AppleStoreからダウンロードしようとすると、 と表示されている通りダウンロードできません。過去のバージョンも2015年以降使えなくなっているようですし、ネット上で10.6 line と検索すると「Line 4.6.2」というものが出てきてクリックしても肝心のソフトがダウンロードできません。  そこで、Mac版ではなく「Chrome」版というものを使えばこの問題は解決します。 ■Line「Chrome」版とは? 簡単にいうと、GoogleChrome上でLineを動かしてしまうというもので、なんと os10.6版のChromeでも動作可能 。しかも特に動作に問題もないので不便さはなく、通知もしっかり表示されます。もちろんソフトは無料。ほかの機能も使いたければChrome上に追加されるようになっています。また、ほかのソフトと同じようにDockに追加できるので起動にも不便さを感じません。 もしOS10.6でLineを使いたい!という方がいらっしゃいましたら、ぜひこの方法をお試しくださいませ。

Arduinoでテキスト表示器(CRTC)をつくってみる その1(実験編)

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先日z80と6502を入手しこれでコンピューターを自作しようと考え、とりあえずLEDをチカチカさせてみようとしたものの動いたんだか動いていないんだがわからないままで終わりました。(一応通電はしたようです。)  やはりコンピューターといったら画面にテキストを表示できるようにならないと寂しいもの。いや、画面に文字が表示できるようになっていればモチベーションがかなり維持できるというもの(自分だけでしょうか)。そこで、Z80と74HCシリーズのみで回路を最初から組むのはさすがに無謀と考え、ひとまずArduinoでコンポジット出力によるROM内のキャラクター(文字)を表示できるようになってみようと考えました。  とりあえずネットでArduinoでビデオ出力と検索すると出てくるのが「TVout」というもの。抵抗二個とコンポジット端子一つで画面に文字や図形が表示できるという、すごい優れものです。おまけに3Dのブロックが回転するデモ付き。しかしこのプログラムは文字が表示できるもののどうやってプログラムで表示させているかまではわかりずらく、今回の目的には応用できそうになかったため没にしました。    やはりせっかく回路から組むのだからNTSC信号(ビデオ信号)がどのように生成され画面に映し出されているのかを自分で調べないともったいないということで今回 こちらのサイト を見本にいろいろ実験してみることにしました。 ■ビデオ信号はどういう信号なの? ■変数ではだめ、なら配列は? _delay_us()の中に変数を入れると著しくタイミングが乱れてしまいまともに表示できないことがわかりました。しかしこのままでは任意の画像など表示できる訳がありません。しかし、この関数の中に変数を入れなければタイミングはあまり崩れることはないようです。そこで、配列の中に情報を入れ、IF文で切り替えるという方法をとってみました。 こんな感じで表示ができることが確認がとれました。つまり、この52.5usの間に黒か白かという信号をきちんと出し切り、かつずれが発生しないようにすれば表示器は完成するということです。プログラムであれこれとするとどうしても計算に時間がかかってしまったりするために水平同期信号のタイミングがずれてしまいそのあとの垂直同期信号もずれて画面がまともに映らなくなってしまう

Macintosh Plusの描写能力〜懐かしのキッドピクスでお絵描きにチャレンジ〜

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 先日、SCSIのHDDを入手しそれが無事に動いたのでさっそくペイントソフトをインストールしました。そのソフトというのが、 「 キッドピクス 」! 本当はカラー対応のソフトなんですが、モノクロCRTのためすべてモノクロ! でもこれはこれで味があっていい! いやー、懐かしいですね。自分が幼稚園の頃にこれで遊んでいた記憶はあるのですが、マウスで全然描くことができず、もっぱらスタンプの改造にいそしんでいました(笑) 今回新しく(笑)アカウントを作成。なんだか不思議な気分。 これがペイント画面。なんときちんと音が鳴ります。 例のいっこ戻るを押すと「Ops!」と大音量で。 というわけで、せっかくHDDからの起動ができるようになり、動作も前より軽くなった気がするのとマウスの修理が終わったのでどのくらい描けるのかためしてみました。 その結果がこちら。 博霊の巫女を30分ほどで描いてみました。 けっこう描けますね!思ったよりも反応がよく、かつディスプレイのサイズがちょうどいいので集中して描けるということに驚きました。しかし子供向けのペイントソフトであるキッドピクスでは Ctrl + Zが一度までしか戻れない ペンの太さがあらかじめ決められたもののみ 範囲指定がない レイヤーがない ect.... といった感じで、まあ本格的にガンガン描いていくには少し問題ありだなぁと思わずにはいられませんでした。 一時間ほど粘ってこんなのも描いてみました。 拡大縮小ができないから正直細かいところはしんどい! 大きめに描くとそこまできつくないけど、細かい描写をするならやはりフォトショレベルの 機能が欲しい。今のパソコンのソフトウェアの進化を実感します(笑) 一応フォトショップも持っているのですが、そのソフトが入っているMOを読み込むためのドライブが調子が悪いうえにSCSIコネクターが違うため繋げず、HDDにソフトを移行できないという事態に。いろんなソフトが入っているのがMOなので、何とかケーブルを入手してデータの移行をしたいこの頃でした。  あと、プログラミングソフトもあるということなので、ぜひこいつでソフトを一本作ってみたいですね!

MacBook2008earlyのDVDドライブが読み込まなくなったので直してみた

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ひょんなことから手に入ったMacBook2008early。いまさら感満載なこの子ですが、ちょっとしたテキスト編集やら動画視聴などにはまあ問題ないのでクリーンOSインストールをしてあげようとしたらDVDドライブにOSCDを挿入しても読み込んでくれず(ドライブは動いているものの)、かつ排出もされないという負具合が発生。中身を確認してみると、コンピューターにドライブが認識されていません。 ◼️お約束のコマンド起動をしてみるも・・・ いわゆるPRAMクリアのコマンドなどを試したものの一向に反応しないので、思い切ってMacBookを分解しました。 ◼️ダメでもともと、いざ分解 ※ここから先は自己責任でお願いします 右側に見えているのがDVDドライブ。 黒くて太いケーブルが一本マザーボードにつながっているので、 それを抜き差ししてやればおk。 なんにせよドライブを取り出さないと話は始まらないのでまずMacBookの裏蓋を開けます。 ※分解する際に星型ドライバーなども入っているヘッド交換式のドライバーセットがあると便利です。ホームセンターなどでよくうってますし、アマゾンで探すのもあり。一回買っとくとその後いろいろ工作などするときに非常に便利なのでおすすめです。ただ、最近のmacbookproなどに使われているような星形ドライバーは入っていなかったので注意。 おそらくドライブのデータケーブルの接触不良と踏み、基盤とDVDドライバーをつなげているコネクター(一個だけ)を何回か抜き差しをしてみてから組み立て直し再起動をすると、見事復活。無事にクリーンインストールに成功しました。 無事にOSをインストールし、統合環境をインストール。 おそらく長年の移動などで中が揺れすぎたせいなんでしょうかね。データを転送するケーブルと電源を供給するケーブルが別々になっていることが「電源が入っているのにデータが転送できない、ドライブがDVDを排出しない」原因のようでした。 あとは死んだバッテリーを交換すれば復活成功。ただ、El Capitanもインストールができないのがちょっと痛いかも・・・ 追記: あれからいろいろといじってみたものの、動作の方は特に異常はありませんでしたが(HDDが少しくたびれていたようで、統合アップデートで再起動ができないト

Apple2のローレゾグラフィックにPOKE命令で書き込むには

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どうも。Apple2のプログラミングにドはまりしているものです。さて、ドットを矢印キーで動かすことに成功し、大きなマリオの絵も配列とFOR文により移動させることに成功しましたが、いかんせんBASICで書き換えると正直アニメーションにならないのです。遅すぎて。CPUがMhzの時代がいかに遅かったのか痛感するいいきっかけになりました。(仲間に見せて大笑いしました)しかし、せっかく頑張って書いた絵もこうなっては… そこで、Apple2に備わっている機能の一つである「ページ切り替え」とPOKE命令でどうにかできないかと試行錯誤した結果どうなったのかを今回は紹介しようと思います。 ■そもそもPOKE命令とはなにか?  POKE命令とは、「パソコンのメモリの番地を指定してデータを直接書き込む」という動作を行います。「どこどこのこのメモリにこのデータを書き込め」という風に書き込むので、Apple2の場合は POKE 番地,データ と書き込むことにより指定のメモリ番地にデータを書き込むことができます。 そして、こちらがapple2のメモリマップというどこに何のデータが書かれているかが 一覧になっているサイト です。この中に、pageとpage2というものがあるのですが、ここのメモリ範囲を1ページ2ページと扱うことにより高速に画面を書き換えることができるという機能があります。 そこでこれを利用して2ページ目のメモリに絵のデータを書き込んでしまおう!というわけなのですが、実はこの「2ページ目」の扱いが絵だけに割り当てられていなかったのです。というのがこちらの画像をご覧ください。 POKE 49237,0と打ち込むと表示できる「2ページ目」 このようにプログラムデータが書き込まれてしまっているのです。つまり、重要なデータが書き込まれているこのエリアのメモリを画像書き換えしてしまうと次に何をするかというデータが消えてしまい、フリーズして復帰不可能!それまで頑張って書いたプログラムはすべて消えてしまいます(何回か消しました!)  また、それまで色のデータを書き込む際には PLOT Xの位置,Yの位置  と打ち込んでいましたが、メモリーに直接書き込むとなる場合は全く異なります。まず、メモリーとドットの位置は39バイトごとに縦に16ドット分(

Macintoshフロッピーエミュレーター作ろうとして詰んだ話

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レトロマックでいろいろと実験していて一番問題になってくるのは、フロッピードライブの問題です。どうしたものかと思案しているとこんなサイトを発見。 http://www.bigmessowires.com/floppy-emu/ なんとあの特殊なフロッピードライブをエミュレートしてくれるそうで、やったぜ買おう!と思ったらいつみてもSOLD OUT(´・ω・`) どうしたものかと思案するうちに、いいやつくってしまえと思い立ちやってみたのがこちら。 無数の配線を何とか終えて、USBASPとAVRDUDEでHEXファイルを書き込みLCDに文字を表示するところまでは何とか出来たものの、 「FATAL ERROR SD card error 1:255」 の文字が表示されてSDカードを読み込んでくれません。とほほ・・・心当たりといえば、SDカードが推奨されている4GBではなく16GBで、かつmicroSDであること。でも水晶ってだけで認識しないとは書かれていないんですよね。あと、8MBのSDでも試してみましたが、こちらはFAT32でフォーマットができなかったのが原因なのかも? もし誰か原因がわかる方いらっしゃいましたらお助けくださいまし…

AppleWin でApple2のゲームプログラミングに挑む

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Windows10でも動きます。 ひょんなことからAppleWinというApple2のエミュレーターをダウンロードしたので、標準でついているBASIC言語でなにかゲームを作れないかと思案したものの当時のプログラミング方法について書かれた資料が非常に少なかったうえApple2でプログラミングする方法について書かれた日本語サイトも少なかったので記憶の整理がてら書いていこうと思います。 CATALOG:フロッピーディスクに描かれている内容を見る SAVE セーブデータ名:フロッピーにプログラムデータを名前を付けて保存     書き方:SAVE PINBALL LOAD データ名:指定のデータを読み込む     書き方:LOAD PINBALL  IF文条件式の書き方 「~かつ~のとき」と書きたいとき IF (  条件  ) AND (  条件  ) THEN 飛ぶ先なり結果 DATA文 :DATA 1,2,3… このように書けば、複数のデータを一度に描ける。キャラのドット情報やマッピングに必須。 READ文: READ 変数 先ほどのDATA文からデータを読み出す命令。複数のデータも、配列とFOR文を書けば管理は簡単だが、指定の場所のDATAを読み出すことはできないようで。 FOR文: FOR I=0 TO 15 STEP 2 ほとんど通常のFOR文と変わらないが、通常なら1++などと書くところをSTEP 数字 と書くところに注意。 一応、Apple2 program reference と検索すればそれなりに情報は出てきます。ぜひ往年のプログラムに浸るもよし、昔のプログラムに浸ってみるのもいかがでしょうか? ちなみに私は 画面上の緑と白のブロックを取ればクリア。青いブロックが操作するキャラ。 プログラムを実行すると、マリオの画像が左から右へ流れる。 といったものを作ってみました。うえのものはパックマンのようなものを作ろうと思い、まずはマップの表示とキャラクターのあたり判定を確認し、二枚目は複雑な画像の表示と座標の移動を実験しました。どちらもとりあえず目的は成功しましたので満足満足(・ε・) しかし1MhzのCPUの世界なので、非常に遅くこれではゲームにならない…やはりアセンブラに手

Macintosh plus を起動せよ その8 「マウスの修理と座布団と」

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先日、コンデンサを交換したことにより起動が安定してフロッピーディスクドライブも読み込めるようになったMacintosh。しかし、マウスが断線してしまいやむなく切断して中のケーブルを結線することにしました。ビニールは接着する方法があるようですが、それでもかなりまずい方法だったと思います。一応いままでのボタンに反応しないなどの不具合は治りました。  あれからいろいろいじってみたのですが、やはり不具合はまだ出ていて、 フロッピーのフォーマットをするときに2DDモードで行うとフォーマットに失敗する フロッピーを挿入した際に、入り具合が悪いと読み込みが極端に遅くなる moのscsiが相変わらずだめ FDDのギアが壊れている という状態になっています。MOのほうはどうもドライブに問題があるようなのでひとまず放置にしますが、フロッピードライブの不具合は何としても改善したいです。しかし、電解コンデンサを交換して油もさしましたがフォーマットのほうはごくまれに成功するだけで(400kの場合は問題ない)、にっちもさっちもいきません。あと交換していないのはタンタルコンデンサだけ。一応、ドライブ全体に油をもう一度さしてみるのも手かもしれません。 問題のFDD。こいつが治る日は来るのだろうか? そんなこんなで問題がまだあるこのMacintoshですが、先日ついに座布団を入手することに成功。あとコリーニョのHDDも手に入れ、SCSIHDDが一挙に3台になりました。 が、正常に作動したのはそのうちの一台だけで後の2台はどうにもうまくいきません。 5インチHDD。とにかく音がすごい。 基板にはEEPROMがそのまま乗っているというもの。 フォーマットで試行錯誤しているうちに、突然Macintoshがこんな状態に。 出ました。画面一本線の症状。この原因は簡単で、アナログボード上の唯一無極性電解コンデンサが使われているところがあるのですが、これが死んでいるとこういう画面になるようです。しかしこの前全部交換したはずなのに…とおもむろに内部をあけてみると、どうやらその時買ったのが85℃品だったようで、しかも日本のメーカーではないどこか知らないところのものでした。(それ以外はすべてニチコンのでそろえていました。)  しょうがないので千石に飛んでさっさと交換

パラレルEEPROMプログラマ(arduinoで使用)を作成してみた その2

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arduinoでパラレルEEPROMリーダ・ライターもどきを作ってみた  前回(上のリンクから読めます)、ブレッドボード上で作成したEEPROMプログラマ。書き込みが不安定なのと、広範囲をリセットしたり、読み込みをするのによくトラブルが頻発しました。今回作ったのもところどころバグが発生してしまう(書き損じが起こる、途中で止まるなど)症状があるのですが、ブレッドボード上という不安定な環境からユニバーサル基板の上にきちんと組みなおし、本格的な使用用途に耐えられるようにしました。(しかしプログラムがまだ不完全で、大規模なデータ書き込みは非常に手間であります。どうしたものか・・・) 外見はこんな感じです。  一見シンプルで単純に見えます。確かに構造はびっくりするほどシンプルなので回路図を書かずとも作れるという。しかし相手はパラレル構造なので配線は地獄を見ます。 書き込みにはArduinoのシリアルモニターからコマンド入力で操作します。 ■単純につないではいけない?信号判定と電圧降下  また、今回整流ダイオードの代わりにLEDを使用したんです。そしたら動いてるところもばっちり見えて楽しいだろうなと考えまして。(誤作動していても目で見てわかりますし。)  そしたら、「 電圧降下 」というものが発生することを初めて知りました。これ何なのかといいますと、ある一定のものを回路の間に挟むと その挟んだものの抵抗 によって電圧がどんどん下がるというもの。ケーブルもその仲間に入るので、取り回しを長くしてしまうとどんどん電圧が下がるわけですね。もちろんLEDだって抵抗はあるので、その現象はばっちり起こります。そのため最初LEDを間に挟んでROMから出力された信号を74HC165で受け取る際にトラブルが起こるわけです。今回のライターでROMからデータを出力すると、大体4V~3.6Vほどの電圧で出力されました。そこでもって74HC165のHIGHと判定する電圧の高さは3.4Vほど。あれ?クリアしてるじゃんと思うのですが、この二つの間にLEDを挟むと2.4Vまで電圧が下がるんですよ。そうなると165側ではLOWと判定されてしまいせっかくのHIGHやLOWの信号はすべてLOWと読み取られてしまうんですね。じゃあLEDをつなぐことはできないのかというとそうではなくて、真ん中に挟む

Macintosh Plus を起動せよ その7 「決着!?電解コンデンサ総取り換え!」

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macintosh plus を拾ってから早1年半。寒い季節になるとまともに起動しなくなる( チュンチュンとなりっぱなし でしばーらく、一分ほど放置するとおもむろに起動するようになる)症状や SCSIが不安定 、 FDDがうまく読み込めない といった症状がありました。それがここ最近さらに悪化し、トランス付近の部品をちまちま交換していましたが効果はあまりありませんでした。しかしそのほかの部品は特に異常は見られない。なら、いったいどうすればいいのかと頭を抱えていましたら海外の型で同じような症状を示したmacintoshをお持ちの方が、「 電解コンデンサが原因だ 」と言っているではありませんか。ほかにも、X68000というパソコンなどではフロッピードライブの不調もこのコンデンサが原因という報告がちらほら。ならば!このMacintoshPlusで使われている電解コンデンサをすべて交換するしかないというあとでそのめんどくささに後悔する方法をえらんだのでした。 コンデンサ、お前も廃盤なのか!?秋葉原で交換部品探し さてまずは電解コンデンサは何が使われているのかを調べました。 アナログボード 25V 3.9μF 無極性 電解コンデンサ x 1(4.7でも交換可能) ※追記 上のものはフィルムコンデンサで代用することも可能。秋月にある。 16V 4700μF 電解コンデンサ x 1 16V 220μF 電解コンデンサ x 2 16V 2200μF 電解コンデンサ x 4 16V 1000μF 電解コンデンサ x 1 160V 10μF 電解コンデンサ x 1 200V 100μF 電解コンデンサ x 4(たぶんこれが一番の原因) 次から記載するものは アキシャルリード型 という抵抗器のような形をした電解コンデンサになります。 矢印が向いているほうがマイナス。 10V 47μF x 2 50V 22μF x 2 16V 33μF x 1 それから、下の写真のような部品が付いていましたらこちらはMPコンデンサというものでフィルムコンデンサに交換ができます。というかもう交換してください。いつ爆発してもおかしくありません。写真の下に、交換できるフィルムコンデンサの耐圧と容量を記載しておきます。

西の秋葉原、大阪日本橋に行ってみたらお宝の山だった?

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道頓堀のグリコの看板。有名な観光地ですが、案外小さい。 先日、関西に行く機会があったのでならばと西の秋葉原、日本橋に遊びに行ってみました。具体的にどんな感じで違うのかを書いたのってそんなないんじゃないかなって思ったので、メモがてら書いてみました。もっとこんなお店があるよ!とか、ここが面白いんだぜってのがありましたら是非教えてください(。・_・。)次回行ったときにぜひ巡ってきます! いろいろ違う!?西の秋葉原「でんでんタウン」 まず思ったのは、日本橋とは言いますが日本橋駅からは遠いです。秋葉原は秋葉原駅から出ればすぐなのに…と思わずにはいられませんでした。そして向かってみてまたびっくり。 アーケード商店街。どこまでもアーケード。ここは全く秋葉原とは違うところですね。雨でも安心の親切設計。実際、訪問した当日は雨でこれはうまく回れないかもと思っていたところだったので大変ありがたかったです。でも、メインの通りをでかい道路が通っていて、信号が変わらないんですよこれが(´・ω・`)まぁ渡れない渡れない。なので、向かいのお店に行きたいなぁって思ってホイホイいけないのはちょっとしんどいところがありました。 デットストックが安い!?「共立電子」の衝撃 秋葉じゃこんなに安くない。たぶん。  やはり電子工作が好きで、かつレトロパソコンが好きなものとして秋葉原のラジオデパートのようなちょっと秘密の場所(?)を求めていったんですよね。もしMOS6502が実はこちらではデットストック品が…なんてのを期待してメイン通りを歩いていたのですが、どうやらお店の取り扱い部品が秋葉原とはちょっと違いまして。印象としては「無線機」系を扱っているお店やアンプ系を扱っているお店が非常に多く、ICを扱っているお店は少ないといった印象でした。うーん、なんだかがっかり…と思っていたとき、ひときわでっかいビルのお店が。それは共立エレショップのお店。ネットではちらほら見ていましたが、実際に来るのはこれが初めてでした。目的のものがあると思われる階に行くと、そこには74LSシリーズのデットストックにz80系のデットストックコーナーが。もう手当たり次第に買ってしまいました。しかも、こっちで買ったほうが安いのには驚きましたね。頻繁に大阪なんていけないんで、これでもかと買いました。

SRAMにDIPで直接データを書き込む装置をarduinoを使って作ってみた

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今回も今回でスパゲッティ。 ちなみに横のZ80にはワイヤーが足りず繋げませんでした(´・ω・`) 先日、EEPROMにデータを書き込む装置をArduinoで作りましたが、まだROMをつないであれこれできるほどZ80について理解しているわけではありませんし、どんどんプログラムを書き込んでは実験して…というのを繰り返すにはあの装置は(主にワイヤーが邪魔で)非常に不便です。そんな時、SRAMに毎回DIPで書き込んでそのたびに実験するという装置をyoutubeで見かけたのでこれだと思い作ってみたのですが、思ったように書き込むまで手間取ったのでメモがてら装置について説明しようと思います。 ■SRAMに書き込む動作と読み出す動作  SRAMに書き込む動作はROMに比べれば非常にシンプルです。まず、今回使ったSRAMの TC55257DPL-85L のピン配列を見てみます。 DIPtypeのピン配列。 この中で動作切り替えに使うのはCE、OE、R/Wのたった3ピン。各ピンの機能は、 CE : SRAMを使用可能か否かを切り替える。 OE : SRAMからデータを読み出す R/W : 読み出し・書き出しをコントロールする。クロックに近い? といった感じになっています。ちなみにI/Oはデータバスで、Aがアドレスバスを指しています。+5V駆動なので、Arduinoの5Vピンにつなげば動かせるという手軽さ。ステキ!  では、データを書き込むときにはこれらのピンをどういう風に動かせばいいかといいますと、 アドレスピンにアドレスデータを入力 OEピンはHIGH(動かさない)に CEピンをLOWにし、SRAMを起動する R/WをLOWにし、データを受け付ける状態に I/Oピンにデータを出力(ここでデータが書き込まれる) CEピンをHIGHにし、SRAMを止める R/WをHIGHに I/Oへのデータ出力をOFF アドレスピンへの出力をOFF といった手順で書き込めるようです。EEPROMと大きく違うところは、データを書き込んでいる間もアドレスバスからの出力をやめないというところでしょうか。  では、読み出しはどうするかというと アドレスピンにアドレスデータを出力 R/WピンをHIGHに CEピンを