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5月, 2018の投稿を表示しています

6503がようやく動いた報告

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  回路図まで載っけて作りましたと宣言した前回。 いざ色々動かそうとしたものの、 プログラムがまともに動かないので試行錯誤してたら何年たってたんですかねこれ 。月日が経つのは怖いですね。 今回ようやく6503と6532が無事に動きました。 何につまづいたのかというと、多分アセンブラの文法です。 6502系のアセンブラって結構豊富で、 いろんなところから出てるんですがそれぞれアドレスの表記とか微 妙に違うんですね。 で、 今回久しぶりにca65というアセンブラを使用してみたのがつま づいた原因でした。 一度設定すれば大体の6502系には対応できるのが魅力ですが、 本当よくわからないmakeファイルの設定とかで地獄を見ました 。 以下何やってたのか簡単にまとめていきます。 新しい道具も作ったよ! ■:まず動かない いや、電気は通ってるしクロックは走ってるんですよ。 なのに6532の挙動がおかしくてIRQはでっぱなしだしcpu は止まるし訳がわかりません。 そこで今一度6532のデータシートを読むと、 「 NMIとIRQはオープンコレクタなので 必ずプルアップすること 」 ってあるんですね。何その罠。 というわけでプルアップ抵抗を追加しました。 これでcpuがすぐに止まる事故は解決… と思いきやまだ止まります。というか出力がよくわからない。 そこで大昔に作りかけてやめた出力確認用LEDパネルを作成する ことにしました。 ■:めちゃくちゃ便利なLEDパネル 5年くらい前にこんなの作ったら便利やろってLEDだけ並べて、 回路に不備があることに気がついてなげたもの。 今ならなんとかできそうってことで抵抗とトランジスタ をばーっと取り付けて、 カードエッジからも表のポートからも入力できるようにしました。 これまでは毎回ブレッドボードでled回路組んでたんでクソめん どくさいし抜けるしで散々だったのですが、 これで見やすい簡単出力もicに負担がなく万々歳になりました。 やったぜ。 まあ回路図書かずにえいやっと作ったので裏はすごいことになって ます。ちゃんと整えて、 入力スイッチもつけて体裁整えたら普通に便利道具になりそう。 クロックパルスも出せるようにしたいですね。 ledドライブのために2sc1815を贅沢に使用してます。 意外と高いですがいつ買ったのか結構あったので奮発...

[名機?]オセロマルチビジョンでオセロ対決[迷機?]

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かつてSEGAから発売されたSG-1000というゲーム機がありました。その時にライセンスを受けて、ある会社からサードパーティー製品という形で互換機が発売されたことがあります。それが今回ご紹介するこちら 「 オセロマルチビジョン 」 説明書つき。上のは出力をコンポジットに改造した際の回路です。 なんだこれはというのがほとんどの方の反応だと思われます。 内部の様子。CPUは名機Z80。 では一体全体こいつは何者で、何ができるのかについてお話ししたいと思います。 ■「ツクダオリジナル」が出した、人工知能搭載(?)ゲームマシン ツクダオリジナルってなんだよこんなへぼマシンに人工知能なんて載るわけないやろとお思いの方もいらっしゃると思いますが、まずはツクダオリジナルについての説明をば。 ツクダオリジナルとは、老舗の玩具メーカー 株式会社ツクダ より製造部門が独立しできたもので、オセロなどかなり強い販売部門を抱えていた会社だったそうです。ちなみに親会社の 株式会社ツクダは2003年に民事再生法が適用されており、実質の 倒産 となっております。 ではそんな 株式会社ツクダから独立したツクダオリジナルとは何者なのか。独立した当時(1973~74) 株式会社ツクダは オセロ を販売し(オセロってそこまで古くないんですね。)大ヒットを飛ばします。そこで親会社であるツクダはその製造部門を独立させ、自由に販売、対応しやすくしました。 そして独立したツクダオリジナルはオセロだけではなくあの「 スライム 」を販売し、これまた大ヒット。さらに世界で大ヒットした ルービックキューブ を国内で販売することによりまた大ヒットと、快進撃を続けます。 そんな流れの中で登場した次の玩具が、この「 オセロマルチビジョン 」でした。 ●オセロマルチビジョンでできることとは? オセロマルチビジョンは、その名の通りこのゲームマシンの中にゲーム「オセロ」が搭載されており、カセットを挿さずに起動すると内蔵のオセロゲームが起動するといった仕組みになっております。なんだか中国製のファミコンのパチモンみたいですね。(コラ) また、製造の際にセガと共同開発したことによりセガの出したSG-1000というゲーム機と互換性を持っており、SG-1000...

[ターミナル通信は]MacintoshPlusとWindows10をUSBでつなぐ!?[時空を超えて]

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古いマックで絵を描いたり、名刺を作ったりと色々するのですが問題なのはそこで作ったデータを現在の媒体に持ってくる際に非常に複雑なプロセスと多くのメカを挟むこと、また基本的に古いマックを間に挟まないといけないといった問題があります。 しかーし!!!それはあまりにめんどくさい!何か方法があるはずだ! ということで今回、Macintosh初代より搭載されているある機能を用いてWindows10とMacintoshPlusをつなげてしまう、ということに挑戦しました。ちなみに、68kMacintoshでもPowerMacintoshでもできると思われます。 ■初代から搭載!シリアルポートでターミナル通信 Macintoshには「AppleTalk」というネットワークシステムが搭載されており、ファイル交換やプリンターを共有するなど様々な用途に用いられていました。そのシリアル通信機能を生かしてWindowsマシンとつなげてしまおうというのが今回の作戦です。 ・必要なもの USB-RS232シリアルコネクタ たぶん秋葉原とかアマゾンとかで割と安く売っています。これがないといまのWindowsにはそもそもシリアルポートがないので・・・ 68kMacitnoshで動くターミナルソフト これがかなり重要です。あと互換性が悪いとクラッシュするのでなるべくOSにあったものを選んでください。ちなみに自分はクラリスワークスという事務ソフトについていたターミナル機能を使いました。この中に、SerialToolという機能がございまして、どうやらこれが今回のカギになったようです。たぶんこれが一番入手が難しいかも・・・ 「68k Macintosh Terminal」とかけんさくすれば出てくるかと思います。(問題はこのソフトをMacintoshPlusにどうインストールするかなのですが。) MiniDin8-Dsub9ピン変換コネクタ これがないとUSB-シリアル変換コネクタと接続するのが結構大変になります。直結型のを作成してもいいのですが、ピンアサインなどに気を付けるのとあのちっさいコネクタにはんだ付けするのがかなり難しいです。1000円と割とお高めですが。 Dsub9ピンメスーメス変換コネクタ(場合による) コネクタの向きによっては直接つながらない場合がありま...