Apple1 Computerを現代で作ることはできるのか挑戦してみた その2~それっぽい代用品が見つかった編~


記事の投稿期間はそれなりなものですが、じつは例のシフトレジスタの代替部品になりそうなものをあれから1年近く探し続けました。というよりも、私も社会人になり
前にシフトレジスタがいかに問題点だったかを語った記事
Apple1 Computerを現代で作ることはできるのか挑戦してみた その1~シフトレジスタ問題~
常識では考えられないくらい(とりあえず土曜日は消えた!!!)忙しくなったため、できていなかったのが実情です。
割と一個が高い部品なのでピンを折ってしまったら・・・


そんなこんなで死にかけながらも探した結果、こちらの部品を秋葉原(若松通商)で見つけました。


これ、なんと512bitのシフトレジスタなんです。つまり、本来の数の倍にはなってしまうもののなんとかありえなくはない数に抑えられる見込みが立ちました。
部品名はMM5058・・・この部品自体ディスコンで、今どきこんな恐ろしい長さのシフトレジスタ自体、正直取り扱いがありません。生産してる物好きのメーカーもありませんから、お察しというか。
とりあえずまずはこのレジスタがどう動くのか、想定した代用方法として成り立つのかを動作確認してみます。

■まずは連結してみた

単純に考えて、512+512で1024になるっていうお話です。さらに嬉しいことに、インプット・アウトプット電圧がTTL標準電圧でスイングするということで、本来のICを使用した場合に必要な変圧ICが不要になります。やったぜ!!!!
ただ、それでも-12Vの電圧が別で必要なため結局このコンピューターの必要電圧は5Vと-12Vになることは確定しました。

そしてarduinoでクロックと入力信号を入れたところ・・・・
見事1024bit連続でシフトカウントすることに成功。いやーよかったよかった。動作速度の最高点が、本来使用するICは10Mhzなのに対し、これは2Mhzなのが心配ですがこれしかないのでこれで回路を書き直し、実際に組み立ててみることにします。

そして実際に組み立てるに当たって、正直ブレッドボードで組み立てるのはしんどいレベルなのです。電源回路とか複数走らせることになるので、下手に繋げばその他多くのICが死にます。
よって、半田付けではない古の方法で組み立てることにします。その方法含め、次回いよいよ組み立て開始です。

それではまた次回!!
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