FM音源伝説ガチャを回してみた

 秋葉原のラジオデパートという建物の中に、家電のケンちゃんというお店があるのですが、そこに「FM音源伝説」という面白いガチャが置いてあると聞き、早速行って回してみました。

 これなんなのかというと、ヤマハとかのFM音源チップが入ってるんです。しかも一回400円(2016年時点で)。一応全てジャンク品で、保証はないんですけど他のサイトとかでも鳴らしてる方が結構いらっしゃる。ならばレトロゲーム音楽が好きなビットとしてはこれを放置するわけにはということでさっそくym2151あたりを狙い目にガチャを回してみました。そして結果は…

 ym2413。出た時は「なにこれ」と声が出そうになってしまいました。だって知らないもん(´⊙ω⊙`)
 そこで正体はなんなのか調べてみると、どうもかのmsxで使われていた内臓音源のようです。えっすごくない?msxって言ったらメタルギアとか悪魔城伝説とか、いいところがたくさん。
 しかしym2151は結構ネットに鳴らし方が出てるけど、ym2413はこの時全然見つかりませんでしたorz
 そして数ヶ月後、なんとなくもう一度検索してみるとarduinoで鳴らす方法というかシールドが掲載されてるじゃないですか。
「高エネルギー研究室」
こちらの方になんとありました。ありがとうございます。しかもym2413のデータシートもある。至れり尽くせりです。しかし付属の回路図を見ても何が何だかわからない。特にVGNDというのがどこに繋ぐのか。しかしパーツは全て書いてあるので、秋葉原で大きめのブレッドボードと細かいパーツを買ってきました。
 ちなみにarduinoは授業で使う用事があったので持っていました。買うとしても3000円ほどで、そのほかにもいろんなことに使えますから電子工作が好きな方は買って置いて損はないと思います。
 今回秋葉原でパーツを買うときにオペアンプは秋月さんのところでコンデンサなどは千石電商で買ったのですが、このコンデンサの青いのを買うときにちょっと注意が必要です。これ積層セラミックコンデンサっていう極性(プラスマイナスの向き)は気にしなくていいものなんですが、組み立てマニュアルというpdfデータに書いてある部品表の中に表記というものがあり、そこに青い部分に小さくプリントされた数字が記載されていますが、220という22pf の積層セラミックコンデンサの記載が勝ったときには「A22J」という数字に変わっていたんです。なので組み立てるときにはお気をつけください。

 そしてこのarduinoシールドの回路図に書かれたVGNDという謎の端子。検索してみると仮想グランドとかいうものらしいんですが、何が何だかちっともわからない。(きちんと電子工学とか習っている方からすればすごく簡単なことなのかもしれません(゚ω゚))そこでそういうのに詳しい友人にこの端子をどこに繋げばいいのかと尋ねると、
「VGND同士でまとめてあとは放置しておけばいい」
といったようなことを言われたようなはず。
 と言われても、どこに繋げばいいのかわからないので、とりあえずVGND同士で別のー回路にまとめておきました。
 こうしてブレットボード状での配線は終わったのですが、いざarduinoと繋ごうとしたらどうもうまくいかない。それもそのはず、この回路図に載ってるデジタルピン配列が上下逆さだったのですorz
 そして無事に配線が終わりサンプルプログラムをarduinoに入れて電源をつなぐと・・・・

デスボイスで歌い始めました。

いやこれ絶対おかしいよともう一回回路をチェック。そのときにふとオペアンプかym2413のvgndを抜いたんです。そしたらさっきとは打って変わっていい音で歌い始めました!成功です!なんとかなるもんですね!

  さて、無事にならせたらやはり自分の好きな音楽を流したい。となると、ここのホームページにあるMIDIに対応させなきゃいけないんですけど、このファームウェアの入れ方が全然わからない・・・次回はなんとかしてarduinoにこのファームウェアの入れ方を解決したいと思います!

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